Session Details
すぐそこに来ている次世代のデータセンター環境とは?
~ 「ビジネス・インフラストラクチュアーそのものへの変化」と
「二つの大きなベクトル」~
データセンター環境は今までにない大幅な変革期を迎えています。私が主宰する弊社内研究会にて立案した、「次世代のデータセンター環境はどうなるか」という仮説をご紹介します。
はじめに我々の「データセンター環境」の定義をご説明します。その環境がいくつもの関連技術により約10年毎のマイルストーンを経て、今後さらに進化すると予測する「データセンター環境の世代概観」としてまとめます。進化を促す先進技術についてはテクノロジー・スキャンを実施しましたので、その検証結果を報告します。
最終的に、次世代のデータセンター環境は「ビジネス・インフラストラクチュアーそのものへの変化」の様相と、「二つの大きなベクトル」の方向性を持つ、という我々の結論をご紹介します。
「二つの大きなベクトル」とは、「クラウド・コンピューティング環境」と「エッジ(フォグ)・コンピューティング」環境です。
先進技術の進化のスピードが加速する現在、先を見通すことは困難ですが、だからこそこうした仮説立案行為は重要であると考えます。
日本アイ・ビー・エム株式会社 |
建築設計事務所で建築意匠担当者として宗教施設、博物館、図書館、リゾートホテル、技術研究所、各種公共施設など数多く手掛けた後、1997 年に日本 IBM に入社。
以後、建築デザインとI/T技術の融合を目指して、サスティナブルビル、データセンター、金融機関新規チャネル店舗開発、移動型ATM車両等を担当。
同時に、ワークスタイルイノベーションの実現支援や、データセンターの温熱環境シミュレーション等のファシリティコンサルティング業務も行う。
1999 ~ 2001 年、慶應義塾大学大学院 SFC 研究所訪問研究員としてI/T技術と建築の関係性の研究を行う。
2013年より日本大学生産工学部建築工学科非常勤講師として建築設計を教える。
加えて非常勤講師として、横浜国立大学大学院、慶應義塾大学大学院、東北大学大学院、東京大学にて特別講座の経験有り。工学修士、一級建築士。