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WP#66 - サーバ効率評価ツールの分析
IT(情報技術)とデータセンターの資源効率の改善に取り組んでいる国際的なコンソーシアムであるグリーン・グリッドは、サーバ・メーカー各社がコンピュータ・サーバに関するENERGY STAR®バージョン2.0仕様[link to https://www.energystar.gov/products/spec/enterprise_servers_specificatio...の認証要件への適合という、社内的な目的のために生成した、Server Efficiency Rating Tool(SERT™)メトリックのデータを分析しました。1グリーン・グリッドの目標は、サーバ製品のエネルギー効率を評価するツールとしてのSERT試験方案の有効性を評価するとともに、サーバ製品のパフォーマンス/電力効率の閾値を設定する際のSERTツールの利用について考察することでした。 Standard Performance Evaluation Corporation(SPEC®)は、ENERGY STARコンピュータ・サーバ・プログラムのバージョン2.0をリリースすると同時に、SERTソフトウェアのバージョン1を公開しました。このタイミングのため、メーカー各社は、サーバ構成とコンポーネントの選択がSERT結果にどのように影響するか、最小限しか理解していませんでした。米国情報技術工業協議会(ITI)は、95種類以上のマシンタイプ/モデルおよび495種類以上の構成で行われたSERT試験の結果を収集し、ブランドを隠した盲検化をしました。グリーン・グリッドのSERT分析ワーキング・グループは、このデータを分析し、構成タイプおよびコンポーネントの選択によるSERT効率スコアへの影響を調査しました。本ホワイトペーパーでは、同ワーキング・グループの調査結果を詳しく解説し、サーバ製品のエネルギー効率の評価におけるSERTツールの強みと制約について、サーバ・メーカー、規制機関、ステークホルダー向けに情報を提供します。さらに本ペーパーでは、サーバのエネルギー効率に関する強制および自発的な制度でSERTを使用する場合の推奨事項を示します。