冷却システムのエネルギー効率改善策の投資回収率

09 June, 2011 | Case Study

寄稿者: Tom Brey, IBM Pamela Lembke, IBM Joe Prisco, IBM Ken Abbott, Emerson Dominic Cortese, Emerson Kerry Hazelrigg, Disney Jim Larson, Disney Stan Shaffer, MSI Travis North, Chatsworth Products Tommy Darby, Texas Instruments

データセンターの管理者および運営者は、担当施設の運営効率の向上を目指す一方で、さまざまなエネルギー消費削減策の投資回収率の正当化に苦心しています。つまりデータセンターの管理者や運営者は、効率化がもたらす重要性やそれによる節約効果を明確に示してくれるベンダーから独立した調査結果を活用できずにいます。

グリーン・グリッドとグリーン・グリッドの某メンバー企業(以下、「MC」と表記)は、実運用中のデータセンターでMCが実施したさまざまなエネルギー効率改善策の評価を行いました。この調査結果は、世界各地のデータセンター運営者がそれぞれの改善策に対する投資回収率(ROI)と相対的な価値を判断するための一助となります。

この調査においては、効率に関する基本的な指標としてグリーン・グリッドが定義した指標PUE™を使用し、すべての段階でこの指標の測定を行いました。