WP#56 - データセンター成熟度モデル解説書

23 December, 2014 | White Paper

編集長: 日本アイ・ビー・エム株式会社  藤江 義啓 

寄稿:株式会社アット東京  石橋 雄司 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 唐木 眞 シュナイダーエレクトリック株式会社 佐志田 伸夫 日本電気株式会社 中井 康博 株式会社日立システムズ 矢島 章夫


グリーン・グリッドは世界中の関係者から情報の提供をいただき、データセンター成熟度モデル(Data Center Matuarity Model : DCMM)を開発しました。このモデルは、データセンターのあらゆる局面にわたってエネルギー効率と持続可能性を改善するための、明白な目標と方向を提示するものです。DCMMでは、電力、冷却、サーバー、ストレージ、ネットワークを始めとする、データセンターの主要なコンポーネントを取り上げます。このモデルでは、業界における現在のベスト・プラクティスから今後5年間のロードマップをレベル分けし、概説します。 データセンター事業者がデータセンター成熟度モデル(DCMM)ワークシートまたはTGGが提供するDCMMイコライザー(Data Center Maturity Model Equalizer)を使用して現在の達成度のベンチマークを実施し、成熟度レベルを判定できるように、データセンター領域ごとに基準達成事項を記述します。これによって、今日および将来の両方で、データセンターとITにおいてエネルギー効率と持続可能性を大幅に向上させるための戦略の一環として必要な、継続的に実施すべきステップと改革事項を把握できるようになります。 本書では、このモデルを活用してデータセンターの評価を行う上で、評価項目が設備からIT領域まで多岐にわたるため、評価項目の内容の解説を行い適切な達成基準度で評価を行う作業を支援することにあります。本書を活用するためには、TGGホームページより以下のドキュメントをダウンロードし併読する必要があります。